郭台銘の語る日本人 鴻海のシャープ買収と憲兵の児童殺害

Foxconnは出資条件にしても、交渉姿勢にしても特別扱いを連発しています。例えば郭台銘氏は、シャープ会長の片山幹雄氏に、
次のような逸話を披露して「変わろう」と呼びかけたといいます。

私(郭台銘氏)の母は山東省青島市で育ちました。目立った戦闘がなかった青島市では、母も日本人も仲良く同じ集合住宅で暮らしていたのですが、日本の憲兵隊は横暴だった。
憲兵隊はあるオーナー企業家の財産を寄贈という名の下で没収するばかりか、その際に戦争で死なずに済んでいた、たった一人の幼い子供を殺したそうです。

母が感心したのは、そんな憲兵隊にいた日本人の変化です。彼らは敗戦の翌日、軍服を脱ぎ、記章を取り外して、青島市の街や下水道を丁寧に掃除しました。
彼らは卑屈になったからそうしたのではありません。居丈高(いけだか)でいられた原因を理解し、すぐに合理的な行動(掃除によって地域に尽くす)を採ったのです。

日本人はブライドに固執せず、状況の変化に大胆に応じられる。母は、自分が6歳の時(56年前)こう日本人の素晴らしさを教えてくれました。
こうした柔軟性は「人を騙さない」ことと並んで、私が日本人を好きな理由になっています。

http://www.nikkei.com/article/DGXBZO43276700S2A700C1000000/