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Eトッド「日本では障害者は生きる価値がないと考える伝統がある」

 --今年7月に日本で障害者19人が殺される事件がありました。容疑者は「障害者は生きている価値がない」と供述し、私たちはすごく衝撃を受けました。

 ◆それは私の専門外です。ただ、昔の日本には経済的に苦しくなると子どもを殺すことがあった。明治初期に「死産」の統計があります。その数が多すぎるのです。それは、実際には死産ではなく、生きて生まれた子を間引きしたのではないですか。生まれたことを隠すこともできたはずなのに。届けなくてもよかったわけですよ。周囲の人々がそれを認めていたことになります。19人を殺した容疑者は、障害者は生きる価値がないと考えた。昔にさかのぼって、そういう価値観の歴史を調べるのは研究テーマになると思います。

http://mainichi.jp/articles/20161207/ddm/016/040/004000c