黒人音楽家「少子高齢化なのに移民を受け入れない。宮本エリアナを差別する日本人には驚きます。経済もボロボロだし」

人種差別がなくならない理由とは? テクノの巨匠、ジェフ・ミルズが語る ?日本について伺います。初来日から20年以上たっていますが、日本は印象が変わりましたか? 初来日したのは93年なので、たしかに20年以上前ですね。しかも今世紀に入って、もう15年も経ちました。 そういう意味では、親子2世代にわたる人達を自分は見ていると思います。 まず大きく違うのは、やはり経済ですね。経済の状況が、最初に来た頃とは違っています。 90年代の日本は、やはり景気がかなり良くて、人々の暮らしが安定している印象がありました。 若い人でも、かなりのお金を使う余裕があったんです。もちろん日本に限ったことではなく、全世界的にそういう感じでした。 ただ、現在の日本に関しては、やはり非常に経済が弱っていることが目に見えてわかりま この20年間でも貨幣価値の変動が非常に激しかった。また政治に関しても、首相がかなり頻繁に変わっているというところで、 傍目から見ても非常に不安定だなというのは目に見えてわかります。それによって 一般の国民が自信を失っているというような感じを見受けます。 政治家に対しての信頼も、なくなっているようですね。特に現在の安倍晋三首相は、移民対策など、 外国人を受け入れることに対してあまり積極的じゃない印象を受けます。今後は高齢化で、 日本の国民自体の年齢が上がっていきますよね。その結果、労働力が不足してくることは目に見えているので、 そういった問題をどうやって解決していくか気になっています。これは日本に限った問題ではなくて、 アメリカも同じ問題は抱えてますが、これから30年間で日本がどういうふうになっていくのかというのは、 私の目から見てもかなり不安です。 ??移民の話も出ましたが、人種問題の点で日本は他の国と違うように感じますか? 人種差別は確実に日本でもあります。それはどの社会でもあるもので、避けられません。差別される側だけでなく、 差別している側も社会の中で障害になっています。 私がたまに来日したときでも、そう人種差別が存在していると感じるケースがありました。最近でも、ミスユニバー ス日本代表に選ばれた宮本エリアナさんが、日本人と黒人のハーフだということへの反発があると知り、びっくりしました。 人種差別は日本に限らずヨーロッパでも、かなりあります。人々は、お互いのことをまず理解し合う前に、お 互いのことを好きになれない。歩み寄るのではなく、拒絶する傾向があるのではないでしょうか。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/29/jeff-mills-interview_n_6964026.html